1959-02-18 第31回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
この問題、あるいは水産関係の独立した金融機関を持ちたい、こういう要望もあり、あるいはまた水産銀行というふうな構想もあったりしておりますが、この面についての最大の欠陥と申しますことは、資金の吸収確保ができないという面にあろうかと思うのでございます。これは、ただ単に組合の結成を待ち、その資本の集積を待つわけに参らぬ、こう考えております。
この問題、あるいは水産関係の独立した金融機関を持ちたい、こういう要望もあり、あるいはまた水産銀行というふうな構想もあったりしておりますが、この面についての最大の欠陥と申しますことは、資金の吸収確保ができないという面にあろうかと思うのでございます。これは、ただ単に組合の結成を待ち、その資本の集積を待つわけに参らぬ、こう考えております。
かつて廣川さんが第一期農林大臣になつたときに、金融については水産金庫もしくは水産銀行をつくるということを堂々と宣言されたのでありまするが、その宣言は実現せなかつた。それから今回また再び農林大臣になられて、最近に農林水産金庫というか銀行というか、とにかく独立した金融機関をつくるということを申されておるのでありますが、これも実現の点ははなはだたよりないのであります。
やれ公庫でもつて資金を漁民に融通するとか、あるいは水産銀行をつくるとか、いずれも出るたびにそんなものはみなつぶれてしまつている。
かような点については、まつたくわれわれが最初構想いたしましたように、水産銀行というものをつくつて、みずからここに水産金融の施策をひとつ講じなければならぬ。この点は従来いろいろの変化があり、いろいろな善処措置があつて今日の結果になつておりますが、これは大いに積極的にやつていただきたい。そうせぬとこの疲弊せるところの沿岸漁民が立つて参りません。
○川村委員 山本次長から、水産銀行あるいは水産金融公庫、水産金融特別会計等は、いろいろな障害があつてできない、まことに遺憾だというお話一応了としております。しかしながらこの構想は捨てない、どこまでもこれは何かの形においてなし遂げなければならぬという決意のほどは伺うのであります。
○山本(豐)政府委員 水産銀行の問題につきましては、ただいまの川村委員からのお話のように、大臣の御示唆もありまして、水産庁といたしましても、国会等各方面の方々とも連絡をとりながら、いろいろと研究して参つたのであります。
そこで農林大臣は、水産金融の円滑をはかつて漁業の発展を期すということから、水産銀行を設立するという発表がこの委員会にもされ、新聞紙上等にも非常に書かれたのであります。そこでこの水産銀行については、農林大臣が大臣としての構想であるかもしれませんが、おそらくこれに対して水産庁も何らかの助言があつたはずだと考えております。この水産銀行は今や火の消えたようになつている。
第一七〇四号) 二三二 未復員者給與法等の改正に関する請願( 小金義照君紹介)(第一七二三号) 二三三 未復員者給與法による医療給付期間延長 に関する請願(亘四郎君外一名紹介)(第 一七八四号) 二三四 未復員者給與法の適用範囲拡大に関する 請願(金子與重郎君紹介)(第二〇〇四 号) 二三五 相互銀行法制定に関する請願(山本猛夫 君紹介)(第四一八号) 二三六 水産銀行設置
○高間委員 本会期中当委員会に付託された請願は、租税の減免等に関するもの九十四件、その他百六十六件、合計二百六十件でありまして、小委員会において慎重審議の結果、時計類に対する物品税撤廃の請願外二百三十四件を採択の上内閣に送付すべきものと決し、山陰合同銀行生山支店設置に関する請願は採択すべきものと決定し、相互銀行法制定に関する請願外三件は議決を要せざるものと決定し、さらに水産銀行設置に関する請願外十九件
百八十億という証券を、廣川農林大臣の構想によつて、これを資金化することによつて、初めて水産業に対する大きな期待が持たれることからして、百八十億の資金化が、ただちにまたあらゆる努力を持つて行つたならば、その二倍になろう、三倍になろうということからして、日本の金融業者の水産業に対する金融の不理解というものを、われわれはここに打破して、初めて水産業のりつばな建て直しを来さなければならないという構想から、水産銀行
私どもは、古い前から水産金融の独立ということを心掛けて、努力して参つたのでありまするが、今回の漁業権の補償金を基礎として水産銀行をつくるという農林大臣の方針には、満腔の賛意を表して、それが実現を強く希望し、協力を辞さない態度をとつたのであります。しかるに中金の理事長は、おそらく水産銀行はできまい可能性がないということを新聞に発表されたのであります。
それから水産銀行につきまして、当時私の腹の中にあつたものはどうかというお話でございますが、私は水産金融のために、金庫でも、銀行でも、特別会計でも、できていただくことはけつこうだ、但し水産銀行という案が出ましたときに私の疑念を持ちましたことは、それは銀行法に基いてああいうものをつくるならば、どうしてもそれが必要だということならば、その監督権を農林大臣に分担さしてくれということであります。
海区漁業調整委員会経費増額に関する陳情(二件)(委員長報告) 第二五五 小型機船底曳網漁業整備に伴う転換資金交付の陳情(五件)(委員長報告) 第二五六 鹿兒島県枇椰島にかつおえさ蓄養施設設置の陳情(委員長報告) 第二五七 漁業権補償金に関する陳情(委員長報告) 第二五八 県水産業会継承資金に対する長期融資の陳情(委員長報告) 第二五九 漁業権証券の資金化に関する陳情(五件)(委員長報告) 第二六〇 水産銀行設置
陳情二百九十三は水産銀行設置に関する陳情であります。陳情三百八十四は米軍用船による漁具被害に対する損害賠償の陳情であります。 委員会におきましては、政府当局と質疑応答を重ね愼重審議いたしまして、いずれも願意妥当としてこれを採択し、議院の会議に付し、内閣に送付すべきものと決定いたしました。
海区漁業調整委員会経費増額に関する陳情(二件)(委員長報告) 第一八八 小型機船底曳網漁業整備に伴う転換資金交付の陳情(五件)(委員長報告) 第一八九 鹿兒島県枇椰島にかつおえさ蓄養施設設置の陳情(委員長報告) 第一九〇 漁業権補償金に関する陳情(委員長報告) 第一九一 県水産業会継承資金に対する長期融資の陳情(委員長報告) 第一九二 漁業権証券の資金化に関する陳情(五件)(委員長報告) 第一九三 水産銀行設置
農林大臣が水産銀行を設置して、そして漁業金融の円滑を期すると言つたことも、いつか消えてしまつて、今日では問題になつておらない。水産金融公庫の問題も水産庁で考え、これはすなわち漁業証券を基盤として立つて行くといつた案もいつしか消えてしまつて、今は何も問題になつておらない。さらに水産金融の特別会計、これも水産庁で計画を立てた。
私どもは水産銀行をつくれと言つたが、それが客観情勢からでき得なかつた。そこで特別会計の案ができて、これをやろとしたけれども、今日はもはやそれもでき得ない事態に達しております。そこで先日大蔵大臣と農林大臣の二人が当委員会に出席されたときに、私は何のかんばせあつて当委員会に出席できるのかという極論を申し上げた。私どもは農林大臣の責任であるとかたく信じている。
○国務大臣(池田勇人君) 水産業に対しまして水産銀行とか、或いはその次が水産特別会計とか、いろいろな議論が出ておりましたが、私は反対でございます。大体特別会計というのはできるだけ少いのが本筋であります。今回設けました農林水産の特別会計で十分賄えると思います。而して出しました金額の割振りにつきましては、農林大臣の所管で、適当にお分け願うと思います。
、三河両湾のパッチ網漁業の全面的禁 止に関する陳情書 (第四六七号) 四七 漁業調整委員会費増額に関する陳情書 (第四七一号) 四八 内水面における漁業権証券の即時資金化に 関する陳情書 (第四七四号) 四九 機般底びき網漁業の大海区制実施反対等に 関する陳情書 (第四九八号) 五〇 十和田湖漁業国営化に関する陳情書 (第 五〇六号) 五一 水産銀行設立
○国務大臣(廣川弘禪君) 実はその点に関して私前々から検討いたしておつたのでありますが、最初私考えたのは、水産銀行の形でそれに国家資金を入れてそういう方面に流したいと思つていろいろ大蔵省とも折衝いたしたのですが、なかなかうまく参りません。次には水産特別会計というものを考えて、これによつてその筋或いは又大蔵省と折衝いたしておるのですが、これもまだ発表するまでに至つていないのであります。
しかもまた一月二十六日の当委員会において、私の質問に対して農林大臣は、私は当初考えておつた水産銀行というものを設立するか、またはその他の方法によつてこの百七、八十億の漁業権証券を資金化することによつて、初めて凱旋将軍として錦を飾ることであろう、もしこれが実現しなかつた場合においては、農林大臣は職を賭すであろう、こういうことを言われたが、その意思はどうかと言つたときに、その通りであるという答弁をされておるのであります
特に農業と違つて、漁業は仕事を着手するまで見なければならぬので、そういうようなことからいたしまして、この漁業権証券の問題と單なる漁業の金融の問題とにらみ合せて、水産銀行がよろしいのではないかということで、大蔵省とも折衝いたしたのでありますが、なかなかうまく参りません。
われわれはこの水産銀行につきましても、本委員会並びに他の委員会でも話題に上りまして検討いたしました。また特別会計につきましても検討いたしておるのでありますが、これは先ほど申し上げましたように、水産銀行あるいは、水産特別会計ということよりも、既存の特別会計を活用して行く方が適当ではないかという結論に達しておるのであります。
○委員外議員(木下辰雄君) 水産業だけの金融機関を作りたいという要望は相当ありますけれども、現在の水産だけではなかなかその金融機関はできないというような状態でありますし、丁度昨年末から廣川農林大臣の主唱によつて水産銀行を作る案もありましたが、これも立ち消えになりまして、やはり現在通り農林中央金庫に水産金融は依存するはかなかろう。
その点水産銀行の問題がこの春以来いろいろ騒がれておつたときに、漁業権証券の金融以外に、制度改革に伴う金が必要だということの線がはつきりしておらぬということを、私は私の感じとして申し上げた。これは水産庁に対しての一つの要望であるが、大蔵省にもひとつ申し上げておきたい。政府として漁業法実施の責任があります。これは政府提案でつくつた。しかもこれは日本民主化の大きな命題であります。
大蔵大臣、農林大臣の十一月の十六日の大蔵委員会における答弁により、また農林大臣がその後委員会で発言されておることからして、水産庁は水産銀行をつくろうとし、またそれができない場合においては、特別会計によつて金融の措置を行わんと努力をしたのであります。これがすなわち大臣の政策であり、政府の政策であります。
しかして農林大臣は、水産銀行を設立したいという考え方を持つておつた。ところが先ほど申したように、いろいろな事情によつてそれができ得ないことがあつた。そうして今日に及んでおる。
○松田委員 大蔵当局に私から質問いたしまするが、要はただいま水産庁長官が申し上げた事柄は、去る十二月十六日の池田大蔵大臣の答弁と、農林大臣の答弁によつて、当初、農林大臣は水産銀行をつくろうという構想であつたのであります。
水産銀行というものはできない。それから大蔵省当局では、この資金化について特別会計の措置に対しては反対であるということが、きようの新聞に害いてあります。これまで私は税の問題についてもだまされておる。それから水産銀行の設置という問題についてもだまされておる。今またさらに漁業証券の資金化ということについても、水産庁では考えておると言つておるが、新聞では大蔵当局は反対である。
三月三十一日 機船底びき網漁業の大海区制実施反対等に関す る陳情書(第四九八号) 十和田湖漁業国営化に関する陳情書(第五〇六 号) 水産銀行設立に関する陳情書(第五四二号) 四月六日 内水面における漁業権証券の即時資金化に関す る陳情書(第五五四号) 放水路開さくによる被害漁民の救済策に関する 陳情書(第五八〇号) 五月四日 中共による漁船の不法だ捕防止に関する陳情書 (第六四五号
○政府委員(首藤新八君) 銀行に対しまする今日までの経過は先ほど申した通りでありますが、ただ私は最近関心を持つておりますのは、農林省で水産銀行を設立するということを言われております。
農林大臣は水産委員会において、いわゆる水産銀行はできるんだと自信満々でわれわれに説明しております。その水産銀行がお流れになつて、そうして今度のこの農林漁業資金融通法案というものが出て、これでお茶をにごすつもりであろうと私は考えるのであります。はたして水産銀行は、農林大臣の強弁されたように実現ができるのであるかどうか。
それから水産銀行の構想とはまつたく違つておるのでありまして、水産銀行は決してお流れになつておりません。今事務の折衝中であります。また水産業に対して、別な金融をつけなければ、あの漁業改革の問題が根本的に解決しないことも、あなたは十分御承知だろうと思うのであります。そういうあなた方の今までの信念で、ぜひ御協力を願いたいと思います。
○奧村委員 ただいま提案されておりまする両法案に関連いたしまして、私は水産銀行の構想に関しまして、いま一つは農林中央金庫に対する農林大臣の抱負に対してお伺いいたしたい。この両法案実施によつて、水産の漁港、船だまり等の長期資金がかなりまかなわれる。